余計なことは言わずに素直にアドバイスを聞く
占い師さんのところに来て、「私、霊能力があるのですけど……」と言う人がいます。自分でそんなことを言う人は、霊能力がない人です。霊能力があるかどうかは、占い師さんは、黙っていてもわかります。
霊能力があると自称する人の困ったところは、占い師さんのアドバイスを素直に聞かないことです。
占いを本業にしていない人は、自分に霊能力があると考えないことです。霊能力があるとは思っていなくても、「思っていないのですけど」と口にすることも控えたほうがいいのです。もともと思わない人は、口にすることもしません。
霊能力に頼れない部分を占いに頼るのは、迷いがあるからです。迷いのあることはしないほうがいいのです。今の時点で、すでに迷いがあれば、しないことです。どうしてもやってしまうことがいいのかどうかということ自体が、迷いです。
迷っているから、頼って聞いてしまうのです。迷っていないことは、人にも聞きません。「私は迷っていないのですが、どうしたらいいでしょうか。これでいいのでしょうか」という時点で、すでに迷っているのです。
相談は簡潔にする
占いを聞きに行く時に、ただ自分の話を聞いてもらいに行こうとする人が多いのです。こういう人の相談は、やけに長いのです。ただ自分の話を聞いてもらうためだけに占いに来ているのです。
どんな複雑な相談ごとでも、15秒以内にまとまつていなければ、その人は解決を求めに来ているのではありません。
誰も話を聞いてくれないので、飲み屋のママさんにグダグダ話を聞いてもらっているのと同じ状態です。
30分の鑑定に、30分間、自分だけ話してスッキリして帰る相談者もいます。30分自分だけ話して、また次回の予約を入れて、帰ります。
相談が15秒を超え始めると、登場人物が多くなります。関係のない人がゾロゾロ出てくるのです。これは典型的な女子中学生の会話です。登場人物が多くなるのは、事がどれだけ複雑でむずかしいか、理解してほしいからです。
そのような人は「私かこの問題で行き詰まっているのは、こんなにむずかしいのだから仕方ないでしょう」と、慰めてもらうために占いに来るのです。
占いでも、仕事上のコミュニケーションでも、話の長い人は解決を求めていないのです。
占いを活かすポイント
- 迷わず簡潔に質問する