占い師さんに嫌われないようにしよう
占い師さんは、あなたを助ける特殊な能力を持っています。
でも、人間です。
相談者はつい、占い師さんが人間であることを忘れてしまいます。占い人間ですから、好き嫌いがあります。
せっかく占ってもらうことになっても、占い師さんに嫌われたら、助けてもらえません。
占い師さんが何を言っても、「でも、でも、でも……」と言う相談者がいます。「聞きに来たんじゃないの?」と問い返したくなるような相談者が多いのです。
何をアドバイスしても、「でも、そんなことはないです」と反論します。
「別れたほうがいいんでしょうか」という相談に「別れたほうがいいですね」と言われます。「でも、彼にもいいところがあるんです」と言って、キリがないのです。占い師さんは、「この人は、別れたほうがいいと言っても別れられない」とわかります。
そして、この人に何を言ってもダメだとわかると、占い師さんは見放します。
不動産屋さんにマンションを探しに行くのと、似ています。マンション探しで一番大切なのは、不動産屋さんを何軒もまわることです。この地域で、この広さで、この築年数で、駅までの距離と、ターミナルまでの所要時間がどのくらいなら、いくらが相場かわかります。
何軒かまわっているうちに、「この人は感じがいいから、この人に頼もう」ということもわかってきます。
マンションを探している人は、みんなだいたい同じ物件をまわっています。不動産屋さんに「この人のために頑張って調べてあげよう」「大家さんに交渉してあげよう」と思われることが、正しいマンションの探し方です。「こっちのほうがもっと条件がいい」というヘンな小細工や駆け引きをすると、不動産屋さんに嫌われます。
占い師さんも、嫌いな相談者には「この人にちゃんとしたアドバイスをするのはやめよう。見えているけど黙っておこう」という姿勢になります。その原因は、相談者が作っているのです。
アドバイスしても、「でも……」と反論されたり「なんでそんなこと言うんですか」と逆ギレされるのは、イヤなものです。
占い師さんは気持ちが明るくなって帰る人を見るととても嬉しくなるそうです。
一応、「ありがとうございました……」と言いながらも、いかにも不服そうな人もいます。「相談に乗らなければよかった」という終わり方の人がいるのです。
占い師さんにも好き嫌いがあって当たり前です。好き嫌いがあるから、好きになってもらえたら、もっといいアドバイスがもらえるのです。
「この人のためには少しでもいい情報を教えたい」「未来が変わるようなアドバイスをしてあげたい」と思ってもらえる人は、まわりの人にも占い師さんに接するのと同じように接しています。
占い師さんは、いろいろな人に接しているので根性が座っています。占い師さんが人を嫌いになることは、よっぽどのことがない限り、ありません。つまり、占い師さんに嫌われるような人は、ふだんの日常生活でも、あちこちから嫌われていると言って間違いないでしょう。
占い師さんに嫌われないようにすることが大切なのです。
占いを活かすポイント
- 占い師さんにも周りの人にも嫌われないようにする
「「本当?」と疑いたくなるような占い師さんには頼らない」につづく >>