未来についてのアドバイスをくれる占い師さんを選ぶ
たとえば、健康運の鑑定で、「肝臓が疲れてくるので、お酒の量を減らしましょう」などと言われます。
しかし、これは今の状態を言われるのではないのです。未来の状態について言われるのです。しかも、何のやりとりもなく言われます。
「えっ、人間ドックでも、血液検査でも何も引っかからないんですけどね……」ということもあると思います。
引っかかっていないのは、今のことです。人間ドックで調べられるのは、今のことです。
占い師さんのアドバイスは10年後のことうを言っているのです。「10年後、肝硬変になって、お酒がまったく禁止になります。飲んだらいけないことになります」と言っているのです。
肝硬変になるのはだいたいお酒の好きな人です。「今から週3回に減らせば、一生、週3回飲んでいけます。ところが、この調子でお酒を飲んでいたら、10年後にはお酒をゼロにしなければならなくなりますよ」と言えるのが、占いのありかたいところです。
健康運が、占いの本質です。病院に行って、病気を発見できるキッカケにもなります。占いは、予防医学です。
健康な時は、そのありがたみがわからないのです。病気になってからでは、手遅れです。
「いい占い師さんを紹介してください。大変なことになっているんです」とせっぱ詰まった声で相談されることがあります。「いい先生はいるけど、3年待ちですよ」と言われて、「間に合わない」と嘆く人は、もう間に合わないのです。
そして、せっぱ詰まった状態で占いに行っても、客観的になれません。冷静に話を聞くこともできません。せっぱ詰まってからでは遅いのです。今日の明日では手遅れです。
たとえば、明日までに100万円を払わなければいけないことは、占い師さんでもどうにもしようがありません。
占い師さんは、100万円の詐欺に引っかからないように、事前にアドバイスをしている存在なのです。
詐欺に引っかかってしまったら、占い師さんではなく、弁護士さんのところへ行かなければいけないのです。
今日、明日の問題を抱えて行っても、間に合いません。余裕のない人は、占いを余裕を持って聞けません。素直に聞ける状態ではなくなっているのです。
「そんなことより、なんとかして明日の朝まで200万円作る手段を!」という人は、何も聞けません。
「なんでもいいから早くなんとかして!」と言う人は、友達もなくしてしまいます。
今日か明日にでも死のうと思っている人には、占いは効かないのです。
どんなにいい占い師さんのアドバイスも、余裕を持って聞けないことには活かすことはできないのです。
占いを活かすポイント
- 今スグの問題ではなく、余裕を持って聞ける未来のことを聞く
「占い師さんは今の問題よりも、未来の問題を正してくれる」につづく >>