良いことがあると言われても安心しない
「今年中に結婚できますと言われたので努力しているんですけど、出会えないんですよ」と言う女性がいました。
「何か結婚あするために努力していますか?」と聞いてみました。
「いいなと思った人に、第一声で『独身ですか』『長男ですか。次男ですか。親と同居ですか』と聞いています」と言っていました。
この女性は、自分でチャンスをつぶしていることに気づいていません。
どうやら「今年中に結婚できます」と言われたことで舞い上がってしまったのです。
普通であれば、占い師さんにいいことを言われ場合、仕事や勉強を一生懸命していたら、自動的に出会う人があらわれます。
しかし、会う人ごとに指輪のあるなしを見て、「独身ですか」と聞くことは、努力ではありません。
恋愛も始まっていない段階から「結婚についてどうお考えですか」と聞くことは努力ではないのです。
聞かれた相手の立場になれば簡単にわかりますよね。初対面でこんなことを聞かれたら、普通に引いてしまいます。
彼女は自らチャンスをつぶしていたのです。
「あなたは商売で成功して大金持ちになります」と言われても、家で寝転がっているだけでは大金持ちになれるわけがないのです。
「宝くじに当たると言われたのに、まだ当たらない。どうなっているんだろう」と言う人に、どのくらい買ったのかを聞きました。
「いや、買ったことがない」と言います。
買わない宝くじは当たりません。
占いの先生が当たると言ったのは、買うことが前提です。
いい結果になるためには、然るべき行動と努力が必要なのです。
しかし、占いで良い結果を聞くと、つい舞い上がってしまい、何もしなかったり、間違った行動をとってしまう人が多くおられます。
せっかくの成功のチャンスを、潰してしまわぬように、しっかりと行動するようにしましょう。
占いを活かすポイント
- 「当たらなかった」という前に自分の行動を見直そう