占い師さんは今の問題よりも、未来の問題を正してくれる
占いは、特に悩みがなくても、相談していいのです。「せっぱ詰まっていなければ、相談しても聞くことはないし」という人も、行っていいのです。
「聞くこと」など要らないのです。悩み相談ではないからです。
未来に起こることの悩みは、今はわかりません。大切なのは、未来の問題を解決していくことです。
明日までに100万円が必要な人を助けることはできません。未来に100万円の借金を抱えないようにするにはどうしたらいいかのアドバイスをくれるのです。
明日までに必要な100万円を占い師さんのところに行ってなんとか解決しようというのは、間違っています。
「私は借金はないんですけど」と言う人には、「間もなく詐欺に引っかかって借金ができるよ」とアドバイスしてくれます。
言われた人は、「私にはそんなことは関係ない」と言います。そうなんです、未来に起こることに、リアリティーを感じるには、感性が必要なのです。
よくある例として、「そんなことをしていたら具合が悪くなるよ。その姿勢を続けていたら、腰痛と肩凝りがひどくなって、毎年3キロずつ太っていくよ。10年で30キロ太るよ」とアドバイスしてもらっても、「私はスタイルがいいから関係ない。どうしてそんな感じの悪いことを言うのだろう」とムッする人が結構います。
未来の不具合を指摘すると、「なんてひどいことを」と嫌われます。
しかし、きちんとした占い師さんは、相談者に嫌われることを覚悟で言います。耳ざわりのいいことばかり言う占い師さんが信用できるとは限らないのです。
実際、占い師さんはつらい職業です。
「あなたは線路に落ちています。電車が来ます。轢かれますよ」と言っても「大丈夫です」と言われて、それ以上の助けができないのです。
アドバイスを聞けないのは、その人の人の話を聞けるレベルがそこまでだということです。
そこからさらに経験を積んだりして修業をしないことには、アドバイスを聞けないのです。
アドバイスされると、「もっといいことを言ってくれると思ったのに、どうして厳しい、悪いことばかり言うんですか」とムッとされるケースはたくさんあります。
占い師さんにも、線路に落ちて死ぬことを教えながら、目の前で起こることに立ち会わなければならないつらさがあるのです。
占いを活かすポイント
- 占い師さんのアドバイスは素直な心で聞こう